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挑戦を支える全国各地の皆様に光を当てるSupporter Interview。今回のインタビュー対象は全国で官民連携・共創促進を手掛けられている晝田 浩一郎(ひるた こういちろう)さん。民間と行政の両経験から導かれる現状打破の進め方について伺いました。

── 晝田さんの現在の取り組みについてお聞かせください。

岡崎市役所の公務員生活を経て、今は民間の立場で官民連携・共創の促進を手掛けています。また内閣府の企業版ふるさと納税マッチングアドバイザーも務めています。

── 難易度の高い言葉がたくさん(笑)平易な表現でお願いできますか?

民間と行政の両方の立場から地域活性化をお手伝いしています(笑)

兵庫県加古川市にて自治体職員研修講師を務める晝田さん

── どういったきっかけからそのお仕事に?

岡崎市役所時代の経験が大きいんです。商工労政課で企業誘致や新規事業創出支援、商店街活性化等に従事していたのですが、もっとできることがあるんじゃないかとプライベートでも様々な取り組みを始めて、そこから生まれたインパクトに魅せられたんです。

── どのようなインパクトでしたか?

例えば商店街の文脈ではプライベートで空き店舗を借りて、みんなが集まれるサードプレイス「ここdeやるZone (ここやる)」を作ってみると横のつながりが生まれたんです。またシビックテックの一環でCode for AICHIを立ち上げたところ、様々な方々や肩書を超えてまちの課題解決に一丸で挑むような事例が生まれたんです。StartupWeekend(以下SW)を岡崎市で開催したいと思ったのも、そういった背景があったからこそです。

── 垣根を超える経験を業務外の有志団体で積まれたことが、今の晝田さんにつながったわけですね。SW岡崎はどうやって開催へと漕ぎ着けましたか?

行政を巻き込もうとしたこともあって、中々にハードでした(笑)起業家を発掘し育成すること、行政としてスタートアップを支援していると表明することは大事だと僕は信じて疑わなかったんですが、賛否両論が見事に生まれました。

── スタートアップ支援に対する賛否両論。

最初の一歩を踏み出す機会やコミュニティは本当に大事だよねと、当時の部長は評価してくださいました。けれども「遊びでやってるの?アクション起こしてアイデアをカタチにするって何?インプットも何もなくて勉強にならないじゃん。」なんて風に真っ向から全否定されることもありましたね(笑)

── SW岡崎を振り返ってみて、如何でしょうか?

ネガティブなことを言われたことも多々ありましたが、もちろん結果的にはポジティブでした(笑)即時の結果には結び付きませんでしたが、少しずつスタートアップに挑戦する人や新しいプロジェクトを興す人がいくつも起こっていったんです。そして岡崎市の熱が派生して名古屋での100人規模のSWにつながったりも。中長期的にコミュニティは価値を届けていくんだなと改めて実感しました。

中長期的に大きな価値を届けたSW岡崎(2017)

── 心躍るエピソードをありがとうございます。そんな価値あるコミュニティを生み出すためには、どんな取り組みが必要でしょうか?

実は大きく分けて三つあると思ってるんです。一つ目は声に出すこと、私はこういうことをやりたいです、という宣言ですね。二つ目は仲間。もちろんコミュニティは一人の取り組みじゃないので、一緒に動いてくれる熱量の高い仲間が必要です。

── 気になる三つ目は?

意外と思われるかもしれませんが、既存の他のコミュニティに飛び込んでいくことだと僕は考えています。やっぱり新しいコミュニティって、そもそも知られていないんです。だからこそ、自分たちの存在を周りに知って貰って連携できるように、外へ外へと飛び出していくことが重要ではないでしょうか。

── そんな風にして始まったコミュニティを大きくするためには、何が大事だと考えられますか?

仲間が三周することではないでしょうか。最初に集まってくれた10人が抜け、次に入ってきた10人も抜け、そして次に入ってきた10人が定着したようなイメージです。もっと平たく言うと、最初に関わった人たちがいなくなった状態になってやっと、コミュニティは安定して成長できると思うんです。

仲間が三周することで安定し始めるコミュニティ運営

── 仲間が三周、という表現に人生で初めて出会ったのでなかなか理解が追いついておりません(笑)コミュニティの本質が人以外のものになったようなイメージでしょうか?

近いです。例えば僕がコミュニティを立ち上げると、最初に集まってくれる人たちって「晝田くんがやってるから」という興味、その次にやってきてくれる人も「面白そうな人たちが集まってるから」という関心、けれどもその次にまで到達すると、もはや人ではなくコミュニティが持つ価値に対して人が集まってくるような、そんなイメージです。属人化している限り、コミュニティに成長はないと感じています。

── 属人化から抜け出すことが大事ですね。晝田さんのようにコミュニティを立ち上げたいと思う人にアドバイスをいただけますか?

自分でアクションを起こすこと、ですね。例えば何かイベントで場所を借りたいなら、場所を持っている人のところに行って「こんなイベントをやりたいんです!」と直談判して場所を確保して、参加者数名でもいいので開催してみるとか。大事なことは、自分のできる範囲で何でもいいから形にすることです。

自分のできる範囲で立ち上げた岡崎の「ここdeやるZone (ここやる)」

── そんなに簡単にアクションが起こせるのは晝田さんだから、という反論もありそうなので、もう少しアドバイスをいただけますか?(笑)

日付を決めることに尽きると思うんです。例えば10月1日に開催と決めたなら、そこから逆算してやるべきことは全部決まる。開催日が決まって人に伝えたなら、もう後戻りもできませんしね(笑)ちなみに日付に迷ったら、取り敢えず半年後がオススメです。半年あれば大抵の物事は準備できますし、半年であればモチベーションも持続しますしね。

── そんなアクションを起こす人の支援者は、何を大事にすべきでしょうか?

支援者自身も楽しむことが大事ではないでしょうか。単純に支援することを楽しむのではなく、行動する人たちが幸せにしようとする人たちの幸せを、支援者側も想像して自分の幸せにしていくような、そんなイメージです。支援先の支援先を見る癖を付ける、と言い換えられるかもしれません。

── 愛ある姿勢で望むことが大事、ということですね。そんな晝田さんは今後、どんな挑戦を成し遂げたいと考えていますか?

アイデアをカタチにしようと挑戦する人たちが、応援される世界にしていきたいんです。今は官民連携を通じて善き前例をつくることで、全国で似た想いを持つ人が簡単に踏襲できるようになればと考えています。そして将来的には行政組織の長を目指しています。

行政組織をより良くしたいと考え行動を起こし続ける晝田さん

── 行政組織の長。

全国の自治体と民間企業との両面で政策づくりの経験を持っていて、加えて公務員として岡崎市役所の中で勤めていたという経験を持っている自分だからこそ、より良い形の組織を作っていけると信じているんです。行政組織に関しては暗いニュースがまだまだ飛び交っているからこそ、良いニュースで溢れるような未来にしていければ嬉しいです。

── 晝田さんならではの挑戦に心が踊ります。最後に、晝田さんと同じく行動を起こそうとしている仲間にメッセージをいただけますか?

めげずにいきましょう、ですかね(笑)

── その心は(笑)

やっぱり、何か新しいことにチャレンジをすると、必ず色んな方から批判されるんです。僕が公務員時代にどれだけプライベートで無給でまちづくりに貢献したとしても、批判の声は鳴り止みませんでした。公務員が遊びでやるな、ボランティアする暇があるなら公務員としての仕事をやってろとか。

ボランティアで活動することで批判に巻き込まれることもあった晝田さん

── 批判の嵐。

僕らの取り組みが評価されて、様々な賞などをいただくこともできたんですが、それでもクレームは続きました。結局お前が目立ちたいだけだろう、本職をしっかりしろ、といった風に。残念なことに、この世界は何をやっても成果を出しても批判だけを繰り返す悲しい方々がいらっしゃる。だからこそ、もしあなたが挑戦する気持ちを持っているなら、めげずに、自分の想いを信じて貫き通しましょう。僕もそうやって歩み続けて今があるので、そんなあなたの姿を心から応援しています。楽しみながら、まず、やってみましょう!

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Founder’s Circle は、アイデアをカタチにする始まりの場。スタートアップに挑戦したい。起業に興味関心がある。そんな仲間が集う若手限定のオンラインコミュニティです。アイデアを考案したり、試作設計をしてみたり、資金調達を学んだりと、様々な角度から気付きを深めていきます。もし、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ登録いただけると嬉しいです。

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interviewer / 中本 卓利Facilitator. Community Manager. Evangelist.